シャコタン製作所

改造車好きのためのシャコタン製作所。カスタムカーのとりこになってしまった人のために、カスタムの方法をご紹介。特に車高を下げる【シャコタン】には自信ありです。

車高調のおすすめメーカー!TEIN?タナベ?それとも…

前回の記事で、車高調に関して説明させていただきました。

車高調とは何か?といった基本から車高の下げ方まで。
その記事がコチラです

tomo-mox.hatenablog.com

車高調って結構な金額がする部品なので、皆さん購入の際には悩みますよね。

いざ買ってみた車高調が思っていたほど下がらない・・・なんてことも(・ω・`; )

そこで、今回はオススメの車高調を紹介したいと思います!

オススメ車高調と、それぞれメーカーの特徴をご紹介♪

TEIN(テイン)

車高調メーカーとしてはかなり有名なメーカーではないでしょうか?
全体的に緑色の車高調を見ると「あ、TEINかな?」なんて思ってしまうほど浸透している車高調です。

それだけ浸透している車高調というだけあって、車高調の基本的な仕様!ってイメージですね。

乗り心地は?

TEINの車高調は、もともとラリーカー向けに製造されていました。

ラリーカーというと悪路を爆走するモータースポーツですね。アスファルト面から砂利、砂だらけの道までを高速で走行します。そのために製造された車高調なので、割と固めのショックです。無駄にポヨンポヨンするとラリー走行の際に危ないですからね。

ガッチガチとまでは言いませんが、固めの設定なのは間違いないです。
しかも、ストロークを抑えた固さというよりはショック自体の減衰が固い感じですね。

最近のTEINの車高調は、わりと一般ユーザー向けに製造されているので乗り心地も改善されてきました。

固めのスポーティーな走りを求める方にはおすすめの車高調ですね。

車高の落ち幅は?

気になる落ち幅ですが・・・

正直、あまり期待されないほうがいいと思いますヽ(゚Д゚; )ノ

公道で使用する最低ライン(最低地上高9cm)までは下げることが可能かと思いますが、競技用など、それ以上に下げる場合は少し難しいかもしれません。

ショック自体が長めの作りになっているため、全体的な落ち幅があまりないんですね。

なんで、一般ユースにはおすすめできますが、競技用や限界を超えたシャコタンを作ろうと思うと、そこまでダウン量が無いかもしれません。

価格は?

価格的にはわりと求めやすいレベルなんじゃないでしょうか?

数万円のものから10数万円のものまで用意されていますが、わりと低価格のものでも値段のわりにはイイものだと思っております。

他の聞いたこともないような車高調に同じ金額を払うのならばTEINをおすすめします。

BILSTEIN(ビルシュタイン)

こちらも、車高調を調べた経験のある方なら聞いたことはあるのではないでしょうか?

大手メーカーですが、知ってる人しか知らない。そんなブランディングが車好きには人気のおすすめメーカーですね。

乗り心地は?

BILSTEINビルシュタイン)は、もともと24時間耐久レースへの出場車両に装着されていました。24時間耐久レースというのは、1台の車両を24時間走行させその走行距離を競うモータースポーツです。

やはり、モータースポーツ向けに製造されていた車高調なのでTEINと同じく結構固めの乗り心地です。

こういったモータースポーツ向けの車高調の場合、詳しい人に乗り心地を確認すると
「乗り心地イイよ!」
なんて反応をいただくときがあります。

乗り心地いいのか!なんて思って実際に使ってみるとゴツゴツ!ゴツゴツ!・・・
全然良くないじゃないか!?なんてことも。

そういったモータースポーツをしている人たちの中での「乗り心地がいい」というのは
路面の凹凸をしっかりと伝えてくれること
なんです。

一般ユーザーで言う乗り心地が悪いことですよねw
やはり、自分でしっかりと調べたほうがいいってことですね(-∀-ノ)ノ

車高の落ち幅は?

では、落ち幅はどうなんでしょう?

こちらもやはりモータースポーツ向けということで、そこまでのシャコタン!にはならないです。

モータースポーツでの車高調を使用する目的は「車高を下げること」ではなく「足回りを固めること」にあるからですね。シャコタンを目指している場合はもう少し他の車高調を検討するべきかと思います(^o^)ノ

しかし、こちらのビルシュタインの車高調も最低地上高9cmまではしっかりとさがるので、街乗り用車両なら十分の落ち幅かもしれませんね。

価格は?

気になるお値段!w

ビルシュタインも結構リーズナブルな価格から購入できるので、おすすめです。数万円のモデルもあるので、入門編には最適な車高調ではないでしょうか。

さらに、市場に流通している量も多いので中古品も多く見つかります。オークションなどで中古品を探してみるのも一つの方法かもしれませんね。

Gravity (グラビティー)

続いてはグラビティー!

このグラビティーというメーカー、聞いたことが無い方も多いかもしれませんね。

グラビティーは有限会社ハナマルという会社が出しているオリジナルのカーブランド名です。スポーツ向けスペックとストリート向けスペックの2タイプが用意されています。自分の仕様用途に合わせた選択が可能ですね。

しかも、各所の材料にもこだわっており

  • ショック本体はアルミニウム製
  • オイルはイタリア製のオイル
  • ブラケット部分は耐腐食塗装
  • ピロボール採用

など、贅沢なつくりとなっています。

乗り心地は?

あまり聞きなれないメーカーなので、乗り心地も気になるところですよね。

こちらの車高調は減衰力の調整が40段階まで設定されています!減衰40段階というのは一部の高級車高調に装着されているほどの段階数なので、かなり貴重な装備ですね。

さらに、ダンパーオイル、取り付け部分の可動域までしっかりと設計されているので
かなり乗り心地の調整が可能です。

スポーツ走行の際には固めの設定にし、ロールを押さえキビキビとした動きにしたり
ストリート走行の際には少し減衰を柔らかめに設定し、助手席の人も安心できる乗り心地に調整可能です。

トータルでの「乗り心地」と言う面で言うと、かなりイイ部類に入るんではないでしょうか。

かなり細かい設定もできるので、希望の乗り心地にあわせることが可能です。そういった面からも車好きにはおすすめの車高調ですね。

車高の落ち幅は?

このグラビティーのニュルスペック車高調は全長調整式の車高調です。全長調整式ということは、バネ部分だけではなくショック本体長さ変更が可能なのでかなりの低車高に調整することが可能です。

しかも、この全長調整式車高調ならばダンパーのストローク量を変えずに車高を変えることが可能なので乗り心地を損なわずに圧倒的な低車高を実現可能です。

ここまでの車高調になれば、しっかりとしたシャコタンを作ることが可能ですね。
僕も欲しいですw

価格は?

これだけ豪華な装備があるとすごい価格設定になってしまいそうですね。

しかし、こちらの車高調は約17万円と車高調の中では平均的な価格です。
(30万円以上すると思っていました・・・w)

コストパフォーマンスは最高ではないでしょうか。コスパの面からもおすすめできる車高調です。

HKS

次はHKS!

スポーティーな車いじりが好きな人なら絶対と言ってもいいほど知っているメーカーではないでしょうか?

もともとはレース用車両のエンジンパーツを製造しているメーカーです。今でもエンジンパーツからマフラーなど、スポーツカー向けのパーツを多く販売しています。また、モータースポーツ好きなら知っているであろう「ターボチャージャー」を製造しているメーカーでもあります。

そんな有名メーカーが販売している信頼の車高調といえますね。

乗り心地は?

HKSの車高調は昔から伝統の「単筒式」サスペンションが使用されています。

この単筒式には

  • 快適
  • 機敏
  • 長持ち
  • 安心

といったメリットがあります。

複筒式とは違い、オイル室とガス室を完全に分割できるので最適な減衰力を正確に発せさせることが可能です。

また、ピストン面積が大きくできるので小さな衝撃にもしっかりと反応しその力を細かく伝えてくれます。

シリンダーが直接が息に触れるのでオイルが劣化しにくく性能が維持されます。さらに倒立式を採用しているので操舵が安定します。

しっかりとした作りになっているので、ローダウンした際にも安定した乗り心地が味わえます。他の車高調とは一味ちがった車高調ですね。

さらに、減衰力の調整も可能なので自分好みの乗り心地に設定することが可能です|ョ´д`*)

車高の落ち幅は?

乗り心地は最高なんですが、問題がこの落ち幅ですね・・・。

まったく下がらないなんてわけではないんですが、やはり他の車高調と比べても特別「下がる車高調!」といった印象はありません。やはりスポーツモデルなので、足回りを固めるための車高調ですね。

もう少し調整幅が欲しいかなって感じです。

価格は?

価格に関しては大満足です。

しっかりとした作りですし、メーカーのアフターサービスもしっかりしています。
やはり大手メーカーだと違いますねw

ごみが入ってしまいそうな箇所にはしっかりとダストブーツが装着されていますし、腐食しそうな箇所には特殊皮膜の塗装をされています。車高調を装着して一番困るのが、錆び付いてネジが回らないことですからね・・・。

ここまでしっかりとした作りでこの価格ならお買い得!
そんな価格設定ではないでしょうか。

コスパにも優れたおすすめ車高調です。

タナベ

お次は有名メーカーのタナベ!

タナベは車高調だけではなく、ホイールやマフラー、チューニングパーツなど幅広く展開しています。

レーシングカーでもタナベの製品が多数使用されていますし、シャコタン乗りの中ではタナベのホイール「SSR」シリーズが有名なのではないでしょうか。

僕もSSRシリーズのホイールを所有しています。

そんな有名メーカーのおすすめ車高調をご紹介。

乗り心地は?

タナベの車高調は全体的にとてもストリート向けの乗り心地だと思われます。柔らかい設定から少し固い設定まで、自分で変更が可能です。

というのも、今回紹介するサステックプロが搭載しているノンプリロードバルブのおかげなんです。減衰力を発生させるためのバルブシートに密着性の高い高精度のバルブシートを使用しているので、プリロードの初期動作の鈍さが解消されています。

わずかな変化でも減衰力が発生するので、街乗りの際のゴツゴツした感覚が軽減されます。

ただ単に柔らかい設計にしているのではなく、減衰力の発生をしっかりと行うことで不快感を解消しています。本当に乗り心地がいいとはこういった乗り心地を言うんでしょうね。

車高の落ち幅は?

しっかりと設計されている車高調なんですが、やはりネジ式ということもあり車高には限界があります。

最低地上高9cmを切るまでは下がらないと思っていたほうが無難かもしれません。

シャコタン!というよりは、
さらっと低車高でお出かけできる車
といった感じでしょうか。

一般ユースでは最適な車高調かもしれませんね。

価格は?

これだけの設計で10万円を切る価格です!

コスパは最高クラスですね。
一度見てみる価値あると思います。

ここまでしっかりと設計された有名メーカーの車高調で10万円を切る価格設定はなかなか無いのでかなりおすすめの車高調です( *'3`)ノ

 

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